80年代のなかよしを読んでいたあなたへ。胸キュンさせてくれたあの漫画!

毎月ふろくもついてボリュームがある月刊漫画は、子供の頃の楽しみでしたよね。80年代のなかよし、りぼん、ちゃおは、友達と遊ぶ時に交換しながら読んでいた思い出があります。
毎月どの漫画を購入するか、本屋さんの前で悩んでいた人も多いのではないでしょうか。今回は、80年代のなかよしに掲載されていた漫画を振り返ってみたいと思います。
昭和の少女漫画については、こちらの記事に書いてあります。
>>>昭和の少女漫画8選!ここから動き出した少女マンガの世界
Contents
80年代のなかよしに欠かせない漫画家
豪華な漫画家が名を連ねた時代のなかよし。1980年代に特に印象的で、大好きだった作品を覚えているでしょうか。
あさぎり夕

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80年代のなかよしに、必ずと言って良いほど目にしたのが、あさぎり夕の作品。1980年の水木杏子原作の「きらら星の大予言」から「あいつがHERO!」「こっちむいてラブ!」「アップルどりいむ」「あこがれ冒険者」「なな色マジック」「アイ・Boy」と、数多くの作品を掲載されていました。胸キュンの王道とも呼べる作品がたくさんあって、毎月の発売日が待ち遠しかった人も多いのではないでしょうか。
あさぎり夕の作品=なかよしのイメージが強かった80年代。キラキラした目は少女漫画の代名詞なのですが、とにかく描かれている絵がかわいくて、大好きでした。同じようなイラストが描きたくて、真似をして絵の練習をしたあの頃が懐かしいです。
たかなししずえ

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70年代に発表された「おはようスパンク」でおなじみのたかなししずえの作品も、80年代のなかよしに多く掲載されていました。
動物との物語が特に印象的でしたよね。中でも、「空ちゃんのぼうし」は空ちゃんの猫耳がキュートで一番好きな漫画でした。たかなししずえ作品は、やわらかいほんわかした絵のタッチが印象的ですよね。動物の気持ちを知りたくなるストーリーが大好きです。
松本洋子

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ミステリー、ホラー作品と言えば、80年代のなかよしに松本洋子の作品が思い出されます。怖いイメージが強く残っているのですが、「ストロベリー探偵団」「すくらんぶる同盟」も毎月気になって必ず読んでいた作品でした。
キャラクターが少女漫画に出てくる雰囲気そのままなので、物語の展開とのギャップにいつも衝撃を受けていた幼い頃が蘇ってきます。
ひうらさとる

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「ホタルノヒカリ」でおなじみのひうらさとるも、デビューは80年代のなかよしでした。「月下美人」はミュージカルにもなった作品です。
「レピッシュ!」の4人の子供の前に現れた青年に、胸キュンしたあの頃が懐かしいです。ポップな雰囲気の作品は子供の心をぎゅっと掴んで離さない、憧れの存在でした。
その後アニメ化された漫画は?
80年代のなかよしで連載されていた作品からアニメ化された漫画は、コメディー要素が高いものでした。家族みんなで見られる安心感は、夕飯時のテレビタイムに笑顔を届けてくれましたよね。
読んでいた作品がアニメになってテレビで観られるのは、どこか不思議な気持ちになりませんでしたか?
とんでモン・ペ/いまいかおる

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赤ちゃんが「ぺんぺろぴ」と呪文を唱えることで、ぬいぐるみが話したり、積み木が浮いたりしてトラブルに巻き込む可愛い作品でしたよね。
赤ちゃんのペーちゃんのことを、女の子だと思っていたのですが、男の子だったと知って衝撃を受けた子供の頃を思い出します。赤ちゃんが超能力者というとんでもない設定と、田舎者の女の子との掛け合いもほっこりさせられた記憶が残っています。
きんぎょ注意報!/猫部ねこ

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ピンクの髪とまんまるな目がかわいかった主人公のわぴこ。金魚が漫画に出てくることも驚きでしたが、人気がありましたよね。少女漫画なのに、少女漫画ではないようなコメディー要素が多く取り込まれていたところも、とても新鮮でした。
金魚の名前を「ぎょぴちゃん」にして、飼っていた人もいたのではないでしょうか。
赤川次郎原作の漫画も80年代のなかよしに登場
80年代のなかよしといえば、ミステリーやホラーサスペンス系の漫画が掲載されていました。中でも赤川次郎原作の作品も目にする機会がありましたよね。
あの当時は2時間ドラマのイメージが強かった赤川次郎の作品ですが、漫画になるとまた違った雰囲気に生まれ変わるところが、漫画の素晴らしさではないでしょうか。
殺人よこんにちは

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松本洋子作画による作品。80年代のなかよしの作品の中でも、子供の頃に読む作品としては過激なミステリーだった印象が残っています。
低学年の頃は読めなかったという人も高学年になるにつれて、大人っぽいミステリーを読むことで、どこか大人の仲間入りをした気分になりませんでしたか?後味が悪いミステリーとして、今も語り継がれている作品です。
ぬすまれた放課後

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「死者の学園祭」が原作の「ぬすまれた放課後」。赤川次郎×松本洋子の作品は、怖いけど、読みたくなる病みつき感がありました。
漫画にすることで、難しいと思っていたミステリー小説もわかりやすく描かれていましたよね。学校が舞台になっていたので、物語にもぐいぐい引き込まれていった記憶が…。1985年から1986年まで連載されていました。
80年代のなかよしの付録

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あの頃の付録は、便せんや組み立て式の貯金箱、ポケットティッシュなど。6~7つの付録がセットで付いていましたよね。トランプが付録で入っていた時は、嬉しくて遠足や林間学校に持って行きませんでしたか?漫画のキャラクターがジョーカーに書いてあるところに特別な感じがしましたよね。
6大付録と書かれている時は、本当に6個付録があるのかを数えて確認した記憶が…。付録のティッシュは、机の引き出しに大切に保管していた宝物です。
80年代のなかよしを盛り上げた作品たち
80年代のなかよしは、恋愛漫画から4コマ漫画、サスペンスまで幅広い漫画が一冊になった、夢のような世界でした。付録も、自分で作る小物入れも、意外と難しく全てが充実していた気がしますよね。
表紙の「なかよし」のロゴも、色は変わっていてもずっと見慣れた文字でいてくれるのは、懐かしくもあり嬉しくもあります。
80年代のなかよしで活躍していた漫画家さんの今の作品も気になりますが、子供の頃に読んだあの作品をもう一度読み返したくなります。あなたが、一番好きだったなかよしの漫画と付録を覚えていますか?昔の宝箱に、あなたが大切にしていた付録が眠っているかもしれません。
・ひみつのアッコちゃん(赤塚不二夫)
・魔法使いサリー(横山光輝)
などについては、こちらの記事を読んでみてくださいね!