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懐かしいだけじゃない!昭和のイラストはかわいいの原点

いまや世界の共通語である日本の「かわいい」。その原点は昭和のイラストにあると言われているのをご存じでしょうか?

それまでのイラストの女性は、切れ長でうつむき加減の大人びた、いわゆる美人が主流でした。しかし50年代以降になると、目が大きくて明るい表情の少女や、手足が細長くファッショナブルな女の子たちが次々とイラストの世界に飛び出してきました。

その色彩感覚と視覚表現は小説の挿絵や、雑誌の表紙にとどまらず、さまざまなグッズになりました。当時のイラストレーターはとても優秀なデザイナーでもありました。マルチな才能を発揮するクリエーターが多かったようです。

 

昭和の少女漫画についてはこちらの記事に詳しく書いてあります!

>>>昭和の少女漫画8選!ここから動き出した少女マンガの世界

 

蔦谷喜一


出典:http://books.rakuten.co.jp/rb/3666001/

そういえば、子供の頃、ぬりえっていうとこのような絵柄だったような気がします。年代的に蔦谷喜一さんの作品かは微妙なところなので、素材をそのまま使用して、雑誌の付録として付けていたのかもしれません。ただ、着物自体をレトロに感じていたので、ドレスの絵柄がいいのになって思っていました。

蔦谷喜一は1948年 に「きいち」の名で、ぬりえを専門に書いたイラストレーターでした。ぬりえはおそらく誰もがした遊びですが、昭和30年代にテレビ時代に突入し、アニメが人気になる頃には少しづつ姿を消していったようです。

内藤ルネ


出典:http://www.naitou-rune.jp/wp/

両家のお嬢様風のこの作品を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?童顔で手足の長いファッショナブルな少女画です。日本中がアメリカに心酔し、テレビでもアメリカのホームドラマが流れていた時代。内藤ルネの描くイラストは、憧れが絵になった少女たちでした。

内藤ルネは、イラストレーター、人形作家、デザイナー、エッセイストとマルチな才能の持ち主でした。50年〜1960年代にかけ、当時圧倒的な人気のファッション誌「ジュニアそれいゆ」の表紙と挿絵を描いて、大ブレイク!1971年には「ルネパンダ」で一世を風靡し、文具や雑貨やキッチン用品などあらゆるキャラクターがうまれました。

婦人生活社の『私の部屋』や『服装』ではインテリアの提案もする、マルチなクリエイターで、日本の「カワイイ文化の元祖」です。雑貨やグッズは現在もロフトや東急ハンズで販売されており、今またファンを増やしています。

松本かつぢ


出典:http://www.cinra.net/news/20161024-matsumotokatsudi

イラストはかるたや羽子板、絵葉書やカードに数多く使われていました。作品名とクルミちゃんを書いて「かはいい(かわいい)クルミちゃん」と書かれているのがすごく昭和っぽいのです!雑誌の付録に、切り抜き式の着せ替え人形がありましたが、今思うと松本かつぢさんだった気がします。

中原淳一と同時期の画家です。挿絵や叙情画、童画、絵本などのほか、1938年から少女漫画の先駆けである『くるくるクルミちゃん』で漫画家として35年間執筆しました。日本の女の子向けキャラクターの元祖です。

水森亜土


出典:https://twitter.com/love_mizumori

キャラクターグッズの多さはダントツではないでしょうか。文具で揃えようとすればないものはないと断言できる品数です。当時は2頭身のキャラでした。ぷっくりしてちょっとエッチ。最近の絵柄は8頭身で描かれているものが多く、2頭身の時よりさらにエロかわいいイラストになっていますね。

水森亜土は、イラストライターであり女優業や童謡・アニメソングの歌手、声優、ジャズシンガーでもあり、今も現役です。1970年代にNHKのテレビ番組「たのしい教室」で、透明なアクリルボードに歌いながら両手で同時にイラストを描くパフォーマンスでブレイクしました。

猫やカップルがキスしているイラストを描く一方、アニメ「ひみつのアッコちゃん」のエンディング「すきすきソング」や「Dr.スランプ アラレちゃん」のオープニングやエンディングを、かわいらしく歌っています。

「きったぞ きたぞ アラレちゃん キィーン キンキン キキキーン テケ テケ テッテン テーン」「ピツピピピ プペポ がっちゃんも」※「ワイワイ ワールド」

田村セツコ


出典:http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controll…

「どこかで確かに見て知っている」それが田村セツコのイラストではないでしょうか。誰もが親しみやすく品の良い女の子が、料理や洗濯を白いエプロンで楽しげにする題材は「ファンシーグッズに料理を使うなんて田村エツコだけ」と言われたそうです。当時、料理は低い感慨を持たれていたみたいです。

明るくファッショナブルのキャラだからこそ、描けたのですね。田村 セツコは、イラストレーター、エッセイスト。イラストは60年代から70年代に大ブレイクしました。「りぼん」「なかよし」など少女向けの雑誌に女の子が知りたいおしゃれなページを多数手がけ、グッズも大人気になりました。『若草物語』や『赤毛のアン』などの名作のイラストも描いていて、サンリオの「いちご新聞」の連載エッセイは1975年から現在も続いています。

高橋真琴


出典:http://www.macoto-garou.com/

一番の特徴はなんといっても少女のキラキラ輝く大きな瞳でしょう。そして豪華なレース。ドレス。金髪の巻き毛。ティアラ。大きなリボン。画面いっぱいの綺麗なお花。まだ好きな洋服を着られる時代ではありません。少女の心にあるお姫様願望を満たしてくれるイラストだったのですね。

高橋真琴は漫画家としてデビューしました。雑誌『少女』に「あらしをこえて」を掲載して、一躍人気漫画家になりました。それを機に文房具やハンカチなどの日用品のファンシーグッズが作られブームに。60年代以降は、少女フレンド』(講談社)・『週刊マーガレット』・『りぼん』(集英社)などで数多くの少女向け雑誌のカラー口絵や絵物語、表紙画などを描きました。

田淵由美子


出典:http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controll…

60~70年代当時は乙女チックな画風ものが数多くでたように思います。アイビー風や赤毛のアンを意識したカントリー調の花柄ワンピースのファッションです。インテリアはヨーロッパ調の漫画でした。「りぼん」「なかよし」などの雑誌は、人気作家のキャラクターついた付録や景品がもらえるのですからファンにはたまりません。

田渕 由美子は、少女漫画家。70年代から約15年間、少女漫画誌『りぼん』の看板作家として活躍しました。その後は小説や雑誌のイラストなどだけで漫画は発表しませんでした。しかし、1995年以降、少女漫画でなく女性誌に、漫画家として再開しています。

まとめ

昭和のイラストはおとなの女優のような女性から、漫画的な要素のかわいい絵柄に変わりました。ハイセンスでファッショナブルだけど未成熟。「いくつになってもかわいい自分でありたい」。すべての女性が心に隠し持っている少女の心。かわいいイラストは安心できる分身かもしれませんね。

 

ゴロピカドンやパピプペンギンなどの昭和のキャラクターについては、こちらでご紹介しています!

>>>80年代のキャラクターは可愛くて魅力的☆当時はグッズも大人気!

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