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昭和のアメリカ西部劇映画 ヒット10

駅馬車

【昭和のアメリカ西部劇映画】

アイキャッチ写真は、1939年のアメリカ西部劇映画「駅馬車」です。監督がジョン・フォード 主演がジョン・ウェインでこのコンビの西部劇は「黄色いリボン」などにも見られました。当時の西部劇スターの代表格がジョン・ウェインでした。この記事では戦後の西部劇ヒット10について書いています。

 

昭和のテレビ西部劇については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

>>>昭和のテレビ西部劇 あのガンマンが懐かしい!

 

昭和のアメリカ西部劇映画 ヒット10

それでは戦後の名作といわれる西部劇映画から10作品をご覧ください。
※なお記載の年は日本での放映開始年です。

 

1)荒野の決闘  |  昭和22年(1947年)

監督 ジョン・フォード
出演 ヘンリー・フォンダ、リンダ・ダーネル、ヴィクター・マチュア、キャシー・ダウンズ、ワード・ボンド
音楽 シリル・モックリッジ アルフレッド・ニューマン

出典:http://showa-love.jp/wp-content/uploads/2017/03/c2974a35d95e11d71d54d9123e05abe2.jpg

この映画はワイアット・アープが書いた保安官時代の記録を基にしたスチュアート・N・レイクの小説「辺境の保安官」の映画化でした。あのモニュメントバレーが撮影地でした。OK牧場の決闘をクライマックスにして、それまでのアープ(ヘンリー・フォンダ)とドク・ホリデイ(ヴィクター・マチュア)の友情などをアープと実際に会った経験があるジョン・フォード監督が描いた詩情豊かな西部劇だったのです。

ジョン・フォードにとって名画「駅馬車」以来8年ぶりの西部劇でした。牧場で長兄モーガン・アープ(ワード・ボンド)が柵の上からクラントン一家の悪党親父ビリー(ジョン・アイアランド)をダ、ダ、ダッと腰の拳銃から撃ち込む姿が格好よかったですね。決闘が終わり、ボストンから来たいとしのクレメンタイン(キャシー・ダウンズ)は恋人だったドク・ホリデイも死に、町に残り学校の先生になるという。ワイアットはクレメンタインにキスをし、握手をして別れぎわ「実にいい名前だ。クレメンタイン」と告げた。そして主題歌「いとしのクレメンタイン」が画面に流れました。

 

2)赤い河  |  昭和26年(1951年)

ハワード・ホークス監督
ジョン・ウェイン、ジョアン・ドルー、モンゴメリー・クリフト
音楽 ディミトリー・ティオムキン

出典:https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61uoLG9hYFL.jpg

レッド・リヴァーはテキサスからルイジアナまでの大河、テキサスの牧畜はこの流れをもとに発展した。
牛群の販売に北のミズーリへの大移動をする。トム・ダンソン(ジョン・ウェイン)は昔、幌馬車隊とテキサス北部に来たとき、南方に絶好の放牧地があると聞いてそのレッド・リヴァーで野営した、だが深夜インディアンに襲われました。

撃退したとき別れた恋人の腕輪をインディアンが持っていたので彼女が幌馬車隊と運命をともにしたことを悟る。このとき急を知らせに来た少年マット・ガアスを引き取り南下、ついにリオ・グランデに素晴らしい土地を見つけた。10余年でダンソンも老い、成長したマット(モンゴメリー・クリフト)と一緒に牛一万頭をミズーリまで運ぶ計画を立てる。拳銃の上手いチェリー(ジョン・アイアランド)も加わる。途中、ダンソンはアビリーンに行くというみんなと意見が合わず置き去りにされる。

やがて追いついたダンスンはマットと殴り合うが、マットの恋人で気丈なテス(ジョアン・ドルー)が二人を止めました。アビリーンで牛一頭が20ドルで売れた。二人は牧場を協同で経営することになったのでした。ティオムキンの音楽もおなじみの「俺を淋しい平原に埋めないでくれ」などでいい雰囲気を出していました。

 

3)黄色いリボン  |  昭和26(1951年)

監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェイン、ジョアン・ドルー
音楽 リチャード・ヘイグマン

出典:https://i.ytimg.com/vi/k5P0mZcMv0w/maxresdefault.jpg

ジョン・フォードが西部劇として究極の境地の映画を作った。時代はカスター将軍の部隊がインディアンとの戦いで全滅した直後で、ジョン・ウェインの老大尉ネイサンは退職間近で、最後の出動に、部隊長の妻と姪オリヴィア(ジョアン・ドルー)を駅馬車の終点まで送り届けるための護衛に出立しました。

途中でインディアンに遭遇、女性がいるので戦わずに砦にひきかえします。ネイサンはすでに退役の日で残りは4時間だが、自分を慕うクインキャノン軍曹(ヴィクター・マクラグレン)を営倉におしこめて出て行き、戦闘準備中のインディアンの馬の大群を追い払って戦意を奪いました。部隊の出発の時、オリヴィアが黄色いリボンをつけてあらわれる。これは愛情の印でありました。全員が「黄色いリボン」を歌いながら出発していきます。

フォード監督の西部に対する愛情か、インディアンは殺さず馬も逃がす、決して壮絶劇などではなくこの西部の雄大な風景が主役なのでした。

 

4)ウィンチェスター銃73  |  昭和27年(1952年)

監督 アンソニー・マン
出演 ジェームズ・スチュアート シェリー・ウィンタース

出典:http://livedoor.blogimg.jp/yabataso/imgs/3/2/32b667ef.jpg

開拓時代は拳銃と小銃が命だった、サムライがいい刀を求めたのと同じです。主役の73年型ウィンチェスター連発ライフルを奪い合うのももっともでありました。この持ち主が転々としていきます。

まず1876年の独立祭当日のダッジシティでのウィンチェスター銃の獲得射撃競技大会、リン・マカダム(ジェイムズ・スチュアート)が獲得する。しかしこの銃をダッチ(スティーブン・マクナリー)が奪った。その次は悪徳商人ジョー(ジョン・マッキンタイア)がトランプゲームで銃を巻き上げる。

そしでそのジョーからインディアンの酋長ヤング・ブル(ロック・ハドスン)が銃を奪ってローラ(シェリー・ウィンタース)とスティーヴ(チャールズ・ドレイク)たちが逃げ込んだ騎兵隊の野営地を襲ったのですが、リンは鮮やかな速射でインディアンを追い払ったのでした。問題の銃はスティーヴの手に渡り、ローラと町にでるが悪漢ワコ・キッド(ダン・デュリイエ)に殺されて銃を奪われマシた。岩山にシェリーを連れて隠れ家に入りダッチと落ち合いますが、銃をダッチに取られ、やがてリンとダッチはその岩山で撃ち合う事になったのでした。

 

5)べラクルス  |  昭和30年(1955年)

監督 ロバート・オルドリッジ
出演 ゲーリー・クーパー バート・ランカスター

出典:http://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/ra091/users/3/9/6/1/chibemo578-img450x600-12406798156wk5gr76100.jpg

メキシコのべラクルスが舞台の西部劇です。
南北戦争の直後、南軍の敗残兵ベン・トレーン(ゲイリー・クーパー)が心機一転メキシコにやってきました。愛馬を駄目にして、代わりを探しに近くの一軒家に入ると、いきなり現れたのが無法者ジョー・エリン(バート・ランカスター)で彼に痩せ馬を売りつけたのです。やがて二人は友情に結ばれ、メキシコの内戦真っ最中で、革命軍につくか報酬の良い方に味方して一儲けしようとします。

フランス政府が操る侯爵軍についたらマリー・デュバル伯爵夫人(デニーズ・ダーセル)をヴェラクルス港まで道案内を頼まれる。二人の狙いは馬車の底にある300万ドルの金貨でした。やがて一行を革命軍が襲いました。どさくさで侯爵が金貨を持ち逃亡します。

ベンとエリンは革命軍につかまり、結局今度は人民の血と汗の金貨を取り戻そうと革命軍に味方します。こうして革命軍が大攻勢をしてトレーンは令嬢を救い出し、一方エリンは金貨を持って逃げる侯爵をつかまえてやっつけ、金貨と令嬢をさらって逃げようとする。二人はついに決着をつけようと・・・
同時に火を噴いた拳銃はエリンが先に倒れました。この映画はランカスターが独立プロとして作ったもので、ゲストにゲーリー・クーパーを説得して呼んだものでした。

 

6)真昼の決闘  |  昭和27年(1952年)

監督 フレッド・ジンネマン
出演 ゲイリー・クーパー グレース・ケリー トーマス・ミッチェル ロイド・ブリッジス
音楽 ディミトリー・ティオムキン
アカデミー賞主演男優賞とアカデミー歌曲賞を受賞

出典:https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-9f-9a/fpdxw092/folder/1427245/76/54894076/img_2?1486366230

いきなり太鼓のリズムの中「ハイヌーン」のバラードが演奏される。復讐のために町に来る3人の悪党たちを迎え撃つ保安官ケイン(ゲイリー・クーパー)の悩みと活躍を描いた西部劇でタイトルの通り正午の決闘時間が刻々と近づく緊迫感がすごい。

ケインは暴力を恐れる普通の人間で、無敵のヒーローではなかったのです。誰も保安官といっしょに戦わないままに正午が近づき主題歌の「ハイヌーン」が響き決闘になるのでした。渋みのある中年の男と対照的なヒロインの新妻エミーを演じたグレース・ケリーが初々しく綺麗でした。私生活では後のモナコ王妃ですね。戦い前の不安そうな姿のゲーリー・クーパーも秀逸でした。彼はアカデミー主演男優賞を受けました。

 

7)シェーン  |  昭和28年(1953年)

監督 ジョージ・スティーブンス
主演 アラン・ラッド ヴァン・ヘフリン ジーン・アーサー ブランドン・デ・ワイルド ジャック・バランス
音楽 ヴィクター・ヤング

出典:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/7d/c506d86815e7ba61a38e8c1de980e5ac.jpg

舞台はワイオミングの牧場、流れ者のガンマンが開拓一家を救う。まるで日本の股旅もの木枯らし紋次郎のようなストーリーでした。早撃ちで一家や農民たちの苦境を救ったシェーン(アラン・ラッド)は、やがてお互い恋心を抱いた人妻のマリアン(ジーン・アーサー)や夫ジョー(ヴァン・ヘフリン)そして仲良しになった息子のジョイ少年(ブランドン・デ・ワイルド)たちの一家に別れを告げました。最後に少年が「シェーン!、カムバック!!」と呼びかけ、バックにはあの映画音楽の名曲「はるかなる山の呼び声」が流れました。

 

8)OK牧場の決闘  |  昭和32年(1957年)

監督 ジョン・スタージェス
出演 バート・ランカスター カーク・ダグラス ロンダ・フレミング ジョー・ヴァン・フリート
音楽 ディミトリー・ティオムキン

出典:https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-58-9a/rrnwy297/folder/1617965/47/55694747/img_6?1491539313

トゥムストーンでのワイアット・アープ(バーと・ランカスター)とアイク・クラントン(ライル・ベトガー)一味の話は西部劇では定番でした。映画はディミトリー・ティオムキン作曲、フランキー・レインの主題歌で始まる。無法者エド・ベイリー(リー・バン・クリーフ)と二人の仲間がフォート・グリフィンの酒場にやってきました、狙いはドク・ホリデー(カーク・ダグラス)だった。

すぐに酒場の女ケイト(ジョオ・ヴァン・フリイト)が腐れ縁のドクに危険を知らせます。ワイアット・アープはドクがこの酒場で狙われたときに彼を助けました。二人はやがて親友になったようです。やがてトゥムストーンにいる兄のヴァージル(ジョン・ハドソン)から応援に来てくれの連絡があり、ドクもいっしょに付いてきてくれました。クラントンはメキシコからの大仕掛けの牛泥棒をやっていました。

ワイアットは彼らを押さえるためにシェリフより上の連邦マーシャルに任命してもらい、クラントンの犯罪を押さえ込もうとします。クラントンは闇討ちでワイアットを狙おうとして、末弟のジミー(マーティン・ミルナー)を間違って撃ち殺してしまいました。
いよいよ決闘になり、町外れの馬置き場OKコラルが舞台となりました。しばらく散弾銃を撃ち合って勝負がつきました。この作品はジョン・スタージェスの「ゴーストタウンの決闘」「ガンヒルの決闘」と決闘3部作といわれています。

 

9)リオ・ブラボー  |  昭和34年(1959年)

監督 ハワード・ホークス
主演 ジョン・ウェイン ディーン・マーチン リッキー・ネルソン アンジー・ディキンソン
音楽 ディミトリー・ティオムキン

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51PQlIv33iL.jpg

メキシコ国境の町リオ・ブラボー、ここの保安官ジョン・T・チャンスがジョン・ウェインで若い早撃ちの相棒のコロラド(リッキー・ネルソン)と格好のよいガン・アクションを見せています。

劇中でアル中の保安官デュード(ディーン・マーチン)とリッキー・ネルソンが歌う「ライフルと愛馬」も名曲でした。ホテルの酒場でチャンスが女賭博師フェザース(アンジー・ディキンスン)に目を付けて、コロラドが他の男のいかさまを暴いたとき、通りで親友パッド(ワード・ボンド)が射殺された。

犯人を追いかけて銃撃戦が始まりました。この映画でもジョン・ウェインは年にも負けずに大活躍しています。また劇中で敵に囲まれ孤立したチャンスたちの耳に聞こえるのが敵が一晩中流した「皆殺しの歌」でした。これは後の「あらも」でも使われました。

 

10)大いなる西部  |  昭和33年(1958年)

監督 ウィリアム・ワイラー
出演 グレゴリー・ペック チャールトン・ヘストン ジーン・シモンズ キャロル・ベーカー
音楽 ジェローム・モロス

出典:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/1f/6286195d7ee5b62bfd74a2288bc667bd.jpg

壮大な西部詩とも言える巨大作品です。西武がだんだん新しく代わっていくときの物語で、テキサスのサン・ラファエルに駅馬車が着き、東部からの伊達男ジム・マッケイ(グレゴリー・ペック)が降りると、やおら西部の荒くれ男たちが嘲笑する。

ヘンリー家から迎えに来た牧童頭のリーチ(チャールトン・ヘストン)に牧場の娘パット(キャロル・べーカー)とジュリー(ジーン・シモンズ)を紹介されました。しかしラダー牧場に行く途中でヘネシー家のバック・ハナシー(チャック・コナーズ)に掴まりったりしました。因縁の深いヘンリー家とルーファス家の対立がすでに始まったのでした。最後に両者が対立中の谷間での銃撃戦が始まっていましたが、ジムは古い西部に別れを告げるようにジュリーを伴って去っていくのでした。

 

まとめ

西部劇の始まりは、1903年の「列車大強盗」でした、このころから新しいハリウッドの地を中心に映画が発展し、多くの西部劇映画が作られました。代表作は定番となったジョン・フォード監督の「駅馬車」(アイキャッチ写真)でした。そして戦後に入ると一大西部劇時代が1950年代を中心に隆盛を極めました。その当時の名作10本でした。日本でも子どもたちの遊びはチャンバラや拳銃ごっこが大人気でした。

 

※参考資料
・Wikipedia
・「西部劇入門」岡俊雄編(荒地出版)

 

昭和の米TVドラマについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

>>>昭和あるある 米TVドラマ懐かしすぎ!1960年代

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