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1960年代ヒット曲の魅力に迫る!~ 全10曲を厳選してご紹介!~

日本の高度成長期にあたる1960年代。和暦でいうと、昭和35年~44年の10年間となりますが、この間の日本は、景気上昇により生活習慣の大きな変化を遂げています。ここでは、日本が豊かになっていく10年間を象徴するようなヒット曲の数々を、世の中の背景を交えてご紹介していきます。

 

1960年代に流行った邦画については、こちらの記事で紹介していますので、こちらもチェックしてください。

>>>昭和の名作邦画Ⅱ 1960年代懐かしすぎっ!

 

【1960年代の背景】

東海道新幹線の開業、石炭から石油へエネルギーの移行、1960年の安保闘争、そして海外旅行の自由化などの出来事があった1960年代。東京オリンピックが開催された1964年は、約2年にわたり「オリンピック景気」が、そして、各家庭に車、クーラー、カラーテレビが普及した1965年から1970年の57ヶ月では「いざなぎ景気」が続きました。

【1960年代ヒット曲の特徴は?】

前半の5年間は、なんといっても東京オリンピックに向かって一直線に日本が発展した時期。その勢いもあり数多くの映画がヒットし、高倉健、石原裕次郎、吉永小百合、美空ひばり、小林旭、加山雄三などの男優、女優が人気を集めました。さらに相乗効果で、映画の主題歌までもが大ヒット。数々の名曲が誕生し、ロカビリースタイルや演歌を中心にヒットしたこの時代の曲が、後の日本独特の歌謡曲のベースとなったといっていいでしょう。

また、歌詞にも特徴があります。前向きで明るいものが目立ち、特に、永六輔作詞の「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「こんにちは赤ちゃん」、佐伯孝夫作詞の「いつでも夢を」の歌詞は、夢と希望にあふれ、未来に向かって書かれた素晴らしいものでした。昭和を代表する名曲といえますね。

そして、1960年代後半は、昭和39年の東京オリンピックが大成功を遂げ、ますます日本の景気は上昇。人々の生活レベルが更にあがっていく中で、1960年代前半に引き続き、歌謡界も華々しくなっていきました。特に注目されたのが美空ひばりで、複数のミリオンセラーとなる名曲を発表。その後、演歌の大御所北島三郎や千昌夫などのヒット曲も誕生しました。

ご紹介したような1960年代のヒット曲まとめ10曲はこちら!題名を読んだだけで、メロディーが浮かんでくるのではないでしょうか。

【1960年代ヒット曲 厳選10曲】

★1961年 上を向いて歩こう(作詞/永六輔 作曲/中村八大 歌唱/坂本九)

昭和生まれで知らない人はいないと思われる名曲。日本で大ヒットした他、1962年にはアメリカ・ビルボード誌において、全米週間1位、および年間10位を獲得。この曲には複数の別名があり、イギリスでは「SUKUYAKI」、オランダやベルギーでは「忘れ得ぬ芸者ベイビー」というタイトルで発売されました。当時、イギリスのレコード会社社長ルイス・ベンジャミンが、「UE O MUITE ARUKOU/上を向いて歩こう」ではタイトルが長すぎるので、その時知っていた日本語の中から料理の名である「スキヤキ」をそのまま曲名としてつけたといわれています。

★1961年 銀座の恋の物語 (作詞/大高ひさを 作曲/鏑木創作 歌唱/石原裕次郎・牧村旬子)


(出典:https://goo.gl/SCWeX5)

カラオケのデュエット曲といえば「銀恋(ぎんこい)」。年配の方だけではなく、若い人にも歌われている有名曲で、当時、300万枚超の売上を記録しました。「街から街へつむじ風」という映画の挿入歌として生まれましたが、1962年に同じ題名で映画化されています。主演は石原裕次郎と浅丘ルリ子でした。

★1962年 いつでも夢を (作詞/佐伯孝夫 作曲/吉田正 歌唱/橋幸夫・吉永小百合)


(出典:http://music.geocities.jp/mikarin2891/1969nenizen/1page/itudemoyumeo.html)

売上累計260万枚を記録し国民に愛されたデュエット曲。第4回日本レコード大賞を受賞しました。「いつでも夢を~」という歌詞から、未来に希望を託した人たちも多くいたことでしょう。2007年には、日本の歌百選の一曲として選ばれています。最近では、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の中で、海女の主人公とその仲間たちが歌っていたことでも有名です。

★1963年 こんにちは赤ちゃん(作詞/永六輔 作曲/中村八大 歌唱/梓みちよ)

この曲を作曲した中村八大に第一子が生まれたときに、永六輔が作詞し、中村にプレゼントしたというエピソードがある名曲。原曲は父親の心情を歌詞にしていましたが、梓みちよが歌うことから母親の心情に書き換えられました。この歌をモチーフにした映画とテレビドラマも生まれ、第5回日本レコード大賞も受賞しています。

★1963年 見上げてごらん夜の星を (作詞/永六輔 作曲/いずみたく 歌唱/坂本九)


(出典:http://www.record60s.com/archives/956)

1960年の初演となったミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の中で主題歌として歌われ、第5回日本レコード大賞作曲賞を受賞しました。いずみたくの話では、レコードで聴くよりは口ずさんで歌いたくなる曲とのこと。確かにレコード枚数だけを見るとさほど大きな記録は残していませんが、この心に染み入る曲調は長年人々に歌い継がれ、これまでにさまざまなアーティストがカバー曲を出しています。2016年には、ゆずがリリースしました。

★1965年 きみといつまでも (作詞/岩谷時子 作曲/弾厚作 歌唱/加山雄三)

300万枚超の売上を記録し第8回日本レコード大賞特別賞を受賞したヒット曲。加山雄三が主演した映画「エレキの若大将」で歌われました。この曲がヒットした理由のひとつに、間奏中に加山がつぶやくセリフがあげられます。「しあわせだなぁ~ 僕は君といる時が一番幸せなんだ 僕は死ぬまで君をはなさないぞ いいだろう?」聴いている側が恥ずかしくなるような臭いセリフではありますが、うっとりさせられた女性も多かったのではないでしょうか。

★1967年 ブルー・シャトー(作詞/橋本淳 作曲/井上忠夫 歌唱/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)

日本独特の短音階のメロディーを外国のリズムで作り上げた曲調が特徴の一曲。第9回日本レコード大賞を受賞しました。洋楽を目指すグループサウンズとしては逆方向の、いかにも歌謡曲っぽい歌になってしまったことを、作曲者の井上忠夫は当時嘆いていたといいます。この曲のヒットをきっかけに、グループサウンズの時代がやってくることになります。

★1968年 天使の誘惑 (作詞/なかにし礼 作曲/鈴木邦彦 歌唱/黛ジュン)


(出典:http://music.geocities.jp/mikarin2891/1969nenizen/3page/tenshinoyuuwaku.html)

第10回日本レコード大賞受賞、46万枚のヒット曲となりました。日本レコード大賞の映像として残っている最古のものが、この第10回の映像(TBS)。黛ジュンが、ミニスカートで「好きなのに~あの人はいな~い」とちょっと悲しい歌詞を明るく歌う姿が印象的でした。

★1968年 ブルー・ライト・ヨコハマ (作詞/橋本淳 作曲/筒美京平 歌唱/いしだあゆみ)

オリコン週間1位を獲得し150万枚超を売り上げ、第11回日本レコード大賞作曲賞を受賞。いしだあゆみが少し鼻にかかった声で、「まっちのあっかりがー」と魅力的に歌い上げました。開港150周年で行ったアンケートでは、ブルー・ライト・ヨコハマがご当地ソングNo.1に選ばれています。

★1969年 いいじゃないの幸せならば(作詞/岩谷時子 作曲/いずみたく 歌唱/佐良直美)


(出典:http://blog.livedoor.jp/radicase787/archives/67228743.html)

第9回日本レコード大賞で新人賞を受賞した佐良直美が、第11回日本レコード大賞では大賞を受賞。歌い出しは「あのとき あなたとくちづけをしてあのとき あの子と別れた私つめたい女だと 人は言うけれどいいじゃないの 幸せならば」。当時退廃的な歌として話題となりましたが、その虚無的な歌詞を、感情を入れ過ぎずに淡々と歌いあげたことで、その歌のよさを引き出したように思えます。

【まとめ】

現代の平成時代では、当時と比べものにならないくらいの数のヒット曲が次々と誕生し、CDやダウンロード売上により経済的効果をもたらしています。それら比べると、1960年代のヒット曲の数は、非常に少ないものでした。しかし、劇的な変化を遂げた日本の勢いを象徴するような、元気で明るいヒット曲の数々が生まれており、1曲1曲への期待や想い入れ、その曲から味わう感動などは大きかったのではないでしょうか。

その頃、わずか4~5歳であった私の頭の片隅にも、当時のヒット曲が大切に記憶されています。「懐かしいヒット曲は、形こそないものの、当時を生きた人々の心に深く刻まれているものなのだ…」とこの記事を書きながら改めて実感しました。皆さんも、時折当時の想い出とともに、ご紹介したヒット曲を口ずさんでみてはいかがでしょうか。

 

昭和60年代に流行ったテレビドラマについて、こちらで詳しく紹介していますのでチェックしてください。

>>>1960年代に好きだったテレビドラマは?お色気?それともアクション?

 

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kyouka

kyouka

ライター歴15年。
東京オリンピックが開催された昭和39年生まれの女性フリーライターです。
昭和生まれの方々、そしてスマホ時代の若い世代にも”昭和”の魅力を伝えていきたいと思っています。

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