昭和のデュエットを歌えば2人の心が近くなる♪

昭和にはたくさんのデュエット曲がありましたよね。中でも1980年代はデュエットブームと呼ばれていたそうです。昭和のデュエット曲を今でも歌われている曲も含めて、お伝えしていきましょう♪
1960年代のヒット曲についてはこちらの記事を見てみてくださいね!
>>>1960年代ヒット曲の魅力に迫る!~ 全10曲を厳選してご紹介!~
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いつでも夢を/橋幸夫・吉永小百合

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1962年に発売された楽曲です。橋幸夫の27枚目、吉永小百合の3枚目のシングル。当時は舟木一夫や西郷輝彦などがデビューしていなかったので、橋幸夫はかなり人気がありました。
吉永小百合も若手女優として、とても人気があったため人気者同士の初デュエットで、とても注目を浴びました。日本レコード大賞を受賞して、長年テレビ番組でも流れていたので、デビュー当時生まれていなかった世代でも知っている曲です。
別れても好きな人/ロス・インディオス&シルビア

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1979年にリリースされたデュエット曲です。松平ケメ子盤→パープル・シャドウズ盤の後に、ロス・インディオス盤になりました。ここから大ヒット。ミリオン・セラーを記録しています。
まるでドラマのような歌詞が印象的です。別れたけれどお互いにまだ好きみたいという思いがサビに行くまでに綴られています。その後に別れてもーと男性パートが来て、好きな人ーと女性パートが続きます。
東京の情景も歌詞にとても多いので、東京に憧れていた人にとっては、より新鮮だったのではないでしょうか。
昭和枯れすゝき/さくらと一郎

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1974年に発売されました。「時間ですよ昭和元年」の挿入歌として使われてから、人気が出てきました。有線大賞にもなっていますので、世間からとても愛された曲と言えるでしょう。
この歌をモチーフにする歌謡映画も1975年公開されて、映画の主題歌にもなっています。
オイルショックによる不景気時代につくられた曲でもあるので、不景気が歌詞にも反映されているため、今聴くととても切ないですよね。何か暗い話が出た時に「昭和枯れすすきか!」と突っ込みを入れるような場面をテレビで見たように思います。
居酒屋/五木ひろし・木の実ナナ

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1982年に発売された居酒屋は、元は五木ひろしのLPのソロに収録されていた曲です。五木ひろしにとって初めてのデュエットソングに。同じ事務所に所属していた木の実ナナがデュエット相手として指名されました。
現在でもカラオケでよく歌われている曲です。ここにも阿久悠の世界が広がります。遠慮がちに距離を縮めていく男性の歌詞ですが、優しく包み込んでくれる雰囲気があるので、少しクールな女性の心が少しずつとけていくようにも思います。
どこで飲むのかよりも、誰と飲むのかのほうが重要なのかもしれない…とふと思った曲です。
3年目の浮気/ヒロシ&キーボー

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3年目の浮気は、ヒロシ&キーボーのデビュー曲です。オリコン1位を3週連続獲得して、73万6000枚を売り上げる大ヒットになりました。浮気した男を責める女の歌詞ですが、ノリやテンポが良いので暗い歌にならないところが良いですね。
最初は強気な男の歌詞なのですが、お互いに言い争った後には男性が弱気になっていくのが、憎めない感じです。翌年には5年目の破局」「危険なクラス会(7年目の洒落)」を発売しています。でも皆さんの記憶として残っているのは、やはり3年目の浮気ですよね。
カナダからの手紙/平尾昌晃・畑中葉子

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1978年にリリースされました。畑中葉子のデビュー曲でもあります。印象的なのは曲が始まると同時に平尾昌晃が後ろに下がるところ。こんなに離れた距離で歌うデュエットは初めて見た…と思う人も多かったのでは。
遠距離恋愛を表しているようですがカメラマンは二人にピントを合わせるのを苦労していたようです。一人でカナダを旅する女性の恋心がキュンとなるような歌詞ですね。場所がカナダ!この頃は斬新さを感じました。
忘れていいの~愛の幕切れ~/小川知子・谷村新司

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1984年に谷村新司のアルバム「抱擁-SAIN ROSE-」の収録曲をデュエット化した曲です。その時に歌詞は一部変更されています。谷村新司の好きなドラマである「金曜日の妻たちへ」の世界を歌にしたのです。
このドラマに出演していた小川知子に直接オファーをしました。別れる二人がお互いを思い合っている歌詞がとても切なくて素敵ですね。
印象的なのは、やはり谷村信司が小川知子の胸に手を滑り込ませるところですが、これは小川知子からの提案です。この場面を見てお茶の間では「ええっ!」と思った人も多いのでは。
北空港/桂銀淑・浜圭介

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1987年に発売された曲です。作曲家の浜圭介とのデュエット曲ですが、レコーディングの時には、石原裕次郎の雰囲気や低音を意識して歌ったそうです。
札幌の夜に、北空港から旅立つ男女の恋。これからは何があっても二人一緒…という思いを込めた歌です。
これまでの二人にどんなことがあったのだろう…と想像させる曲ですね。誰に認めてもらえなくても、誰から祝福されなくてもこの恋を貫こうとしている男女の気持ちが曲とマッチしているデュエット曲です。
ふたりの愛ランド/チャゲ・石川優子

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1984年に発売されました。チャゲは洒落のつもりで書いた曲でした。本来のチャゲ&飛鳥のイメージとは違うと思い、JALのキャンペーンソングを担当した石川優子のマネージャーとディでクターに、石川優子と組むことを提案してデュエットが決まりました。
歌詞は沖縄をイメージして書いたものです。当初はココナッツと入れていたのですが、スタッフから「沖縄にココナッツは…」と言われてしまい、ここは夏→ココ夏に変更にしたそうです。
男と女のラブゲーム/日野美歌・葵司郎

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1986年に胃腸薬のCMで武田鉄也と芦川よしみの二人が歌ったことから、問い合わせが殺到しました。「飲み過ぎたのはあなたのせいよ」のフレーズが話題になり大ヒット。発売した歌手がたくさんいることでも知られています。
イメージとしては、武田鉄也と芦川よしみ、もしくは日野美歌と葵司郎が強いですよね。武田鉄也と芦川よしみは、男と女のはしご酒も歌っていました。この曲は「男はあなた〇〇〇~♪」「女はきみさ〇〇〇~♪」と歌う中に一緒にデュエットしている相手の名前を入れるのが定番でした。これにより、二人で歌うとより気持ちが近くなったのではないでしょうか。
ロンリーチャップリン/鈴木雅之・鈴木聖美

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1987年に発売されました。鈴木清美with Rats&Starの2枚目のシングルです。イントロから「大人の恋愛」の雰囲気があり、とてもかっこいい曲です。都会の片隅で生まれた恋とも呼べないような愛。
女性が男性を思う気持ちが痛いくらいに伝わってくる歌詞です。ハーモニーがとても綺麗で、大人の世界を感じさせてくれました。今でもデュエットと言うと、この曲をカラオケで歌うカップルが多いでしょう。
昭和のデュエットは2人で歌いたくなる曲ばかり!
昭和のデュエットは、伝えようとしていることが伝わりやすく、メロディーも歌いやすいものが多かった印象があります。
女性は慎ましく男性は頼もしく…という曲以外にも素直に弱さを見せ合う男女の曲も魅力的でした。
また逢う日まで、あなた など、1970年代も名曲揃い。詳しくはこちらです!