1. TOP
  2. 昭和その他
  3. 50年代のアメリカで大繁盛したダイナーの魅力!

50年代のアメリカで大繁盛したダイナーの魅力!

50年代のアメリカで人気がピークだったものひとつに「ダイナー」があります。映画によく出ている日本でいうファミレス的なレストランで、近所の人やトラック運転手などが食事をする風景がイメージされますよね。

ダイナーは50年代のアメリカを象徴する文化のひとつ。高級ではなくチープでもない不思議な存在のダイナーにはどのような魅力があるのでしょうか。日本で大衆食堂というと、かつ丼や定食セットなどがイメージされますが、50年代のアメリカでみんなが好んで行ったダイナーの様子を振り返って行きたいと思います。

 

60年代のアメリカについては、こちらの記事に書いてあります。
>>>60年代のアメリカで一体何が起きていたか!日本の昭和と比べてみよう

 

ダイナーの始まりはいつ?

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8f/Summit_diner_1024x658.jpg


ダイナーはアメリカの北東部エリアが発祥といわれていますが、一番最初のダイナーとして認識されているのは、ロードアイランド州ウエストミンスターストリートの食堂といわれています。最初は貨物電車のコンテナ車両を改造したような外観のお店で、徐々にダイナーの存在がアメリカ全土に広がっていきます。

ダイナーで提供される食べ物は主にアメリカンフードが多いのですが、カナダや西ヨーロッパの食べ物などもメニューにあることも。ダイナーの店内の様子の定番といえば長いカウンターで直接カウンター越しにコーヒーをついでくれたり、料理が運ばれてくるというサービススタイルです。

始まりは1920年代で、40年ぐらいまでは「ランチカー」と呼ばれていたことも。きっと貨物車両のような外観からつけられた名前でしょうね。ダイナーの元になったのは1872年、ウォルター・スコットという人が馬車のワゴンに食べ物を乗せて売ったことから始まったともいわれています。

 

ダイナーのお決まり料理とは

出典:https://img.grouponcdn.com/deal/bXJq4tPgHjCVcMKs9PhqKP/cheeburger_cheeburger-2048×1229/v1/c700x420.jpg


ダイナーのメニューのお決まり料理といえば、値段が安くてすぐに食べられるもの。まるで日本の牛丼屋さんみたいなノリがありますが、ダイナーはアメリカ料理の定番であるハンバーガーやポテト、サンドイッチ、ミートローフなどがあります。

コーヒーはダイナーに欠かせないアイテムで、よくアメリカ映画を見るとダイナーに入った瞬間にウエイトレスがコーヒーを注ぎにくるようなシーンがありますよね。朝食、ランチ、ディナーに限らず、コーヒー好きなアメリカ人にとってダイナーはコーヒー一杯飲む快適な場所だったのかもしれませんね。

 

ダイナーはミルクシェイクが勝負

出典:https://i.pinimg.com/736x/18/57/4d/18574d2441099a0c4201f81ea6008b5b–diner-recipes-diner-food.jpg


50年代のアメリカでは若者カップルがダイナーでミルクシェイクを飲む姿が目立ちました。ラーメン屋さんのスープが命のように、ダイナーでは人気を左右するほどの大切なメニューがミルクシェイク。手作りのシェイクはチョコレート、ストロベリー、バニラなどフレーバーも豊富で、ミルクシェイクだけを目当てにダイナーに行く人も多かったようです。

ミルクシェイクにはトッピングにホイップクリームが渦巻き状に乗っかり、ナッツやソースがたっぷりかかっています。アイスクリームとミルクを使って作る簡単な飲み物ですが、あまりのボリュームでデザート兼ドリンクといった存在になりますね。

ミルクシェイクは50年代のアメリカのダイナーでは人気メニューのひとつで、この時代になると家庭でもミルクシェイクが作れるように専用のミキサーが家電として販売されるようになります。

 

ダイナーとして成功したデニーズ

出典:http://pinkcakeplate.com/wp-content/uploads/2014/08/bw-historic-dennys-SF_BW.jpg


日本ではファミレスと呼ばれるデニーズですが、アメリカではダイナーとして成功したフランチャイズのひとつです。現在は日本を含め、南米各国、カナダ、イギリスなど世界で1600店舗以上を経営する人気レストラン。朝食から夜食まで提供するレストランで祝日、祭日に関係なくオープンしていることで当初は注目されていました。

デニーズの始まりは50年代のアメリカでダイナーの全盛期を迎える時、最初はダニーズというドーナッツショップが始まりでした。

1号店はカリフォルニアのレイクウッドから始まり、徐々に店舗数を増やしドーナッツをコーヒーをメインにしたカフェで24時間営業が売り文句。59年にダニーズからデニーズと名前を変えて、81年にはアメリカ国内で1000店舗を展開するビジネスへと成長していきます。

デニーズがアメリカのレストランだということを知らない人も多いようですが、最初はドーナッツショップだったなんて驚きですよね。デニーズではダイナーで提供する料理をメインとして、値段が安くて家庭料理を食べられるというコンセプトがいまだに人気の理由かもしれませんね。

 

ジョン・ベーダーの作品でダイナーの姿がわかる!

出典:https://imgc.allpostersimages.com/img/print/posters/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC-market-diner-from-the-city-scapes-portfolio_a-G-9505744-0.jpg


アメリカ人のフォトグラファーのジョン・ベーダーは、商業広告を手掛けるなど大変評価の高い作品をいくつも残しています。

そのなかでも50年代のアメリカを思い出すダイナーの風景を撮影したものや油絵なども多く、彼の代表的な作品になっていますので、興味がある方はぜひチェックしてくださいね。

 

アメリカン・グラフィティにでてくるダイナー

出典:https://s3.drafthouse.com/images/made/american-graffiti-1_756_426_81_s.jpg


1973年に公開された「アメリカン・グラフィティ」は大ヒットした青春映画で、この作品の中でも当時人気だったダイナーが登場しています。カラフルな店内にはハンバーガーとミルクシェイクを食べている人、店内で流れるロック音楽、そして若者たちのたまり場。ダイナーで食事をしてからパーティへ、という当時のティーンエイジャーの生活パターンがわかります。

ダイナーはほかにもアメリカ映画でよく登場していますが、店内には必ずジュークボックスが設置され、25セントコインを入れて二人でダンスするシーンなんて定番ですよね。ポップアート、合成皮革のシート、元気でキュートなウエイトレス、そんな印象を私たちは映画のなから受け取ったように思います。

 

50年代のアメリカダイナーは消えてしまったの!?

50年代アメリカの外食産業を支えたといってもいいほどのダイナーですが、安く食事ができる点はメリットだったものの、高カロリー食品よりも健康食を意識しはじめた人達がダイナーから遠ざかったこと、さらにハンバーガーなどのファストフード産業が全盛期を迎えたことにより、現在では古きよりアメリカを感じるダイナーは減ってしまいました。

外見は普通のレストラン風になってはいますが、提供するメニューは昔のダイナー風だったり、またはオーガニック中心のダイナーなど、食文化の時代の流れに合わせてダイナーも姿を変えているようです。

 

・70年代アメリカのファッション
・70年代のおもしろキッズおもちゃ
・70年代のスポーツ界での出来事

などについては、こちらの記事を読んでみてくださいね。
>>>70年代のアメリカではこんなことが起こっていた!

\ SNSでシェアしよう! /

showa-loveの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

showa-loveの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

マリコ

マリコ

この人が書いた記事  記事一覧

  • 70年代は洋楽ロックの黄金期!今でも名曲といわれるオススメヒット曲

  • 70年代の怖い映画でなぜかまた観たくなる作品はどれ?

  • 懐かしいバンドのベイ・シティ・ローラーズに夢中になったあの頃!

  • 懐かしいアイスクリームのレディーボーデンはリッチなおやつ!