懐かしい昭和の匂いといえば?子供の頃を思い出すあの香り!

懐かしい匂いは皆さん必ずあると思いますが、人混みのなかを歩いている瞬間、ふとどこからともなく漂ってくる匂いに、あー懐かしいと思わずため息がでてしまうことがありませんか。そんな昭和の生活を思い出す、懐かしい匂いについてまとめてみました。
香りや匂いは、人間の頭の中ではしっかりと長く記憶に残っているもので、ふと匂いで昔を鮮明に思い出すことがありますよね。昭和の子供時代が懐かしくなる、レトロな匂いについてみてきましょう。
昭和の懐かしい道具については、こちらの記事に書いてあります。
>>>昭和の懐かしい道具たち!便利だったあのアイテムはどこへ?
お茶屋さんの香ばしい香り

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今ではさほど見かけなくなったお茶屋さん。お店の前を通ると香ばしいほうじ茶のような香りが漂ってきました。この匂いはお茶を乾燥機に入れて香り付けする作業ですが、昔は街のあちこちでお茶の香りが漂っていたような気がしませんか。
最近はお茶も紅茶のようなティーバックタイプが増えてきたので、わざわざお茶の専門店で買うことは少なくなりました。学校の帰りやお母さんと一緒に商店街で買い物をしている時、お茶の匂いが漂ってくるとなぜかホッとしました。
これは今の時代でいうアロマのような効果があるためかもしれません。色々なお茶の種類があり、お店で計り売りしている緑茶を買うのは今の時代ではかなり高級なことですね。
夏といえば蚊取り線香の匂い

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蚊取り線香の懐かしい匂いは、子供の頃の夏を思いだします。夕方になると各家庭から漂う蚊取り線香の匂い。夜までひたすら香りが続き、蚊取り線香の匂いがあると厄介な蚊から守られているという安心感が抜群でした。
今は火をつけるうずまき線香タイプでなく、電気のリキッドタイプが増えているので、昔の懐かしい匂いをあまり見ることはなくなってしまいました。
煙が出ない!と当時はリキッドの登場に衝撃を受けた時期もありますが、今になると蚊取り線香の匂いは昔に戻る優しい思い出になってしまいましたね。
外で蚊取り線香を焚いて庭仕事をするおばあちゃんや、家のなかに何か所も煙でもくもくにしていた田舎の大きな家などを思い出します。
プールの消毒薬の匂い

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よくプールの近くにいくと「カルキの匂い」なんて言ってましたが、昔は今よりもプールの匂いがもっと薬臭かったような気がしませんか。
カルキとうのは消毒薬の塩素のことで、プールの水を消毒するために入れてあるのでプールの近くを通るだけでもあの懐かしい消毒薬の匂いがしました。今でもプールに行くと若干あの匂いはしますが、子供の頃の方がなぜかインパクトがあったような気がします。
夏の遊びといえば市営のプールに毎日通った思い出があります。子供50円ぐらいの入場料で、プールの近くにはおでん屋さんの屋台などがでていたりして、朝からバシャバシャ水遊びをした日は、午後はぐったり昼寝をしていましたよね。
石焼き芋の匂い

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冬の懐かしい匂いは石焼き芋屋さん。今はほとんど見かけることがありませんが、トラックや屋台で焼き芋屋さんが売り歩いていました。スピーカーから流れる「やきーいーもー」の音が聞こえると、急いで外に出て焼き芋屋さんを追いかけないといけない緊張感。トラックタイプだとあまりの早さに追い付かず、買い損ねてしまうこともたびたび。
今はモールやスーパーなどで焼き芋が総菜のように販売されていますが、昭和の焼き芋屋さんとはちょっと趣が違いますよね。
香ばしい香りの焼き芋が新聞紙にくるまれて手渡されると、ホカホカのまま家まで帰った記憶があります。なぜかサツマイモは自分で蒸しても電子レンジでチンしても、あの味を再現するのはほぼ不可能な難しい食べ物です。
衣類の防虫剤の匂い

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衣替えのシーズンになると、分厚いコートから衣類の防虫剤の匂いがプンプンしていました。箪笥の中や洋服ダンスにかけられた防虫剤はとても匂いが強く、ワンシーズン洋服を保管しておくとかなりツーンと鼻につく匂いが残りましたよね。
最近はラベンダーなどのおしゃれなハーブ系の香りになり、懐かしいあの匂いをさせている人はかなり少なくなっています。久しぶりに開いた衣装ケースのなかからあの匂いが飛び出してくると、なぜか子供の頃の衣替えシーズンを思い出します。
小さい頃親がいない間に洋服ダンスをいたずらして、防虫剤をゴミだと思い全部捨ててしまったこともありました。パッケージの注意書きを読むと、お子様の手の届かないところで保管してくださいと、しっかり書かれてありますよね。
マッチの焦げた匂い

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今ではあまり使うチャンスがなくなったマッチ。懐かしいマッチの匂いはなんとも言えないレトロ感があります。火をつける時はチャッカマンやライターが今では主流になっていますので、マッチをわざわざ買う人は少なくなっているでしょうね。
子供の頃はマッチの火が付く仕組みがとてもミステリーで、内緒でマッチに火をつけようとドキドキした経験があります。先端が赤く丸くなったマッチの火薬の匂い、火がついて焦げた時の匂い、生活のあらゆる場面で思い出す懐かしい匂いのひとつです。
取っ手の部分がロングになったマッチなどもあり、チャッカマンが登場するまではマッチもあらゆる場面で活躍していましたね。
石油ストーブの匂い

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石油ストーブの匂いがすると、そろそろ朝起きる時間だなと目覚まし時計変わりになっていた時代。朝お母さんが早起きして石油ストープに火をつけて、やかんのお湯が沸騰している様子は昭和の冬を思い出します。
いまでももちろん冬はどこの家庭でも石油ストープを使っていると思いますが、火が直接見えないファンヒータータイプが主流になっていますので、昔のように石油ストーブの上で煮物をしたりお湯を沸かすことは減ってしまいましたね。
ドシンとストーブにぶつかると火が消えて、そのあと灯油のニオイが部屋中にこもるという厄介なことに。ファンヒーターのような便利なアイテムがない時代は、石油ストーブのそばで体を丸くしていた風景が思い出されます。
懐かしい匂いはとても心地が良い瞬間!
突然風とともにふんわり漂う懐かしい匂いは、記憶力をフル活用して昔を思い出すチャンスになります。あの匂いだ!って思い出した瞬間に、なぜかすぐに消えてしまう昭和のレトロな匂い、今でもどこかで漂っているのでしょうね。
・ゲイラカイト
・笑い袋
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