昭和の晩ごはんってどんな感じだった?リアルな晩ごはん事情

昭和の晩ごはんは今と比べてどんな感じだったのでしょうか。リアルに子供の時期を昭和という時代に過ごした筆者が当時の晩ごはんを思い出しながらご紹介します。
昭和のレトロ家具については次の記事に書いてあります。
Contents
よく食べていた晩ごはん

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カレーライス・シチュー
家庭によって晩ごはんの内容は大きく違ったとは思いますが、筆者の家は実際どうだったのかという事を思い出しながら書いていきます。
よく食べていたのはカレーライスですね。カレーライスの日は同時にシチューが出てきたりしていました。
大人になって気付いたのですが、カレーもシチューもルーが違うだけで具材は同じなんですよね。
親は辛いカレーが好きだったのか、カレーを2種類作っていた時もあったように思います。
筆者は子供だったので甘口が当時は好きでした。これも大人になって気付きましたが、辛いものが食べられるようになると甘口では物足りなくなってしまいますよね。
なんで2種類わざわざ作るのかなぁ。。と当時は不思議に思っていましたが納得です。
豆ご飯
我が家では、豆ご飯というのが出てました。何か緑色の豆とご飯を一緒に炊く少し塩味がするやつです。これが質素ながら結構美味しくておかわりしていた覚えがあります。
焼き魚
サンマの塩焼きやサバを焼いたものがよく出ていたように思います。子供の時はお肉にしか目がいってなかったですが、大人になると不思議と美味しく感じて食べたくなるものなんですよね。
お味噌汁
お味噌汁と白ご飯は基本的にいつも出ていました。
たくあん等の漬物
子供の頃、黄色いたくあんにハマってよく食べていました。お腹が空いたらおやつ代わりにたくあんを食べていた覚えがあります。
ハンバーグ
手作りのハンバーグが美味しかったです。
焼肉
ホットプレートを囲むようにしてみんなで食べていました。
鍋
水炊きやすき焼きも食べてました。親に今日すき焼き?と聞くと、「うん、”すき焼き風”」と答えていたので、筆者が食べていたのはすき焼きではなかったのかもしれません(笑)
煮物
ごはんによく合う煮物もよく出ていましたね。子供の時は良さがわかりませんでしたが、大人になると煮物は無性に食べたくなります。
好きだった晩ごはん

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やはり子供が一般的に好む、カレーライスやハンバーグのような分かりやすいものが好きでしたね。野菜は必要ないと思っていました(笑)
ガッツリ食べる系のものが好きでしたね。こうして改めて考えてみると、当時好きだった食べ物は今でもそのまま好きですね。それに加えて、野菜や魚等当時食べられなかったものやあまり好きではなかった物も好きになりました。
大人になって特に野菜が美味しく感じます。昭和の時代、晩ごはんを家族で囲んでいた時には野菜なんてなければいいのにと思っていたのに。そういえば、当時ふりかけが大好きでした。地方にしかないのかもしれませんが、「旅行の友」というふりかけがあってそれが大好きでした。
味噌汁の中にご飯を入れる通称「ねこまんま」や、タマゴとしょうゆを白ご飯にかけて食べる「卵かけご飯」も好きでしたね。きなこに砂糖をまぶしてそれを白ご飯にかけて食べるのも好きでした。甘いきなこと白ご飯が合うの!?と思われるかもしれませんが、おはぎのような感じです。
トーストにマーガリンを塗って砂糖をかけるとそれだけでとても美味しかったです!今でも時々無性に食べたくなります。
晩ごはんの外食はどういうところに行った?
回転寿司に行った覚えがあります。ファミレスにも行きましたね。すたみな太郎のように食べ放題の焼肉みたいなところにも行った覚えがあります。知り合いのお好み焼き屋さんでお好み焼きを買って帰ったり、普段親が交流の為にお酒を飲みに行っていたお店でもご飯を食べた事がありました。
注文して料理が届くまでお店にあるドラえもん等の本を読みながら待っていました。大衆食堂的な場所やラーメン屋さん等には大抵マンガが置いてありました。それを読むのが楽しかったですね。最近の小綺麗なお店にはない良さだと思います。
イベントの日の晩ごはん
クリスマスの夜にはケーキを親が用意してくれました。ひな祭りの時はおやつに雛あられを買ってきてくれたりしました。
そう考えると、比較的イベントごとを大切にしている家だったのかもしれません。
親からすると些細な事ですが、子供からすると凄く嬉しかった事を覚えています。
近所の仲良しさんと晩ごはんを食べた
晩ごはんは今よりもっと交流に使われていたように思います。友達の家に少し遅くまでいたら「ごはん食べていき〜。」と、積極的に晩ごはんを食べさせてもらっていました。
“お隣さん”や”ご近所さん”文化がまだあったので、お醤油等足りない調味料を借りたり、余ったおかずをあげたりもらったりしていました。
洗った食器や鍋を返しにいくのが子供の役割でした。積極的に家に招いて、お呼ばれして、そういうのが当たり前だったように思います。
ご近所さんとの心理的距離も近く、友達の所と筆者の家の親同士も親しかったと思います。
晩ごはんをテーブルを囲んで食べ、みんなで一緒に1つのテレビを見て笑う。こういう事って実は凄く大切な事なのかもしれません。
少しめんどくさいと思うくらいの近い距離感で生活する事、ごはんを共に食べる事は昔から大切にされてきた事ですもんね。
「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、昭和の晩ごはんのノリを現代でも意識していきたいですね。
夕暮れ時の団地には晩ごはんのいい匂い

http://www.hakubutu.jp/9142
筆者は団地に住んでいたので、夕方には各家庭の晩ごはんの美味しそうな匂いが漂っていました。お腹を空かせて帰宅して母親に「今日晩ごはんなに〜?」とよく聞いていました。ソフトボールのチームに入っていた時は土まみれになって帰宅し、大人が食べるような量のご飯を食べていた記憶があります。
美味しい晩ごはんは幸せです。極力家族揃ってご飯を食べるようにというのが家の暗黙のルールだったように思います。当時、団地に住んでいたので部屋数もあまりなかったので自分の部屋に閉じこもるという事が出来なかったのが良かったのかもしれません。
大人になって一人暮らしをしたり実家を離れてみて初めて親のありがたみに気付く事が出来るんですよね。昭和の時代に晩ごはんをみんなで囲んで食べていたという事がいかに幸せだったのか。今、すごく実感しています。
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